数ヶ月


緑道猫を見掛けなくなってからかなり経つ。
面倒を見ていた緑道沿いのお店の方に聞けばわかるのだろうが、怖くて聞けない。
お店の方が死神のような風体で怖いのではなく(死神のような風体に間違いはないが、そうではなく)真実を知るのが怖い。
猫は苦手だが、あの緑道猫は好きだった。
何処かで無事であれと思うも、もっと撫でてあげればよかったと後悔。