宇宙船

針穴の中は、やはり鐘だった。
荘厳な音色かと思いきや、やけに軽い鐘の音。
そんなものなのか。

宇宙ロケットが、燃料タンクやら何やらを使い切ってポイ捨てしながらぐんぐん進み、最初に飛び立った面影なくなり、結局宇宙へは先の小さい部分だけになって行く様を見ると、どうしても笑ってしまう。