土産

牛・豚・鶏の部位標本の様だ。

肉は食べるが、「肉」ということを極力忘れるようにして食べている。
肉の生前を思い起こすようなことをしないように。
それは気持ち悪くなってウゲッとなってしまうから。
だから、肉の説明で「とうもろこしを主食にした牛なので肉に甘みが出ます。」などと聞かされると背筋が凍る。
「1頭の牛から100グラムしか取れません。」など希少価値を訴えられたり、
「放し飼い飼育」「クラシック音楽を聴かせ育てた」など成長の過程を思い起こさせることは勘弁して欲しい。
看板やパッケージにキャラクター化された満面笑みの肉の生前(動物達)を描くなんて以ての外。
牛型の鉄板なんて言語道断。
だったら食べなければ・・とも思うが「旨いから食べたい。」ということの方が、現状ほんの少し勝っている。
この割合が逆転するその日まで、誰にも気付かれない努力をしながら食べ続ける。

ホルモンは「思い起こさないことなんて到底無理。」な為、ホームゲッツー。