三作目がお気に入り

知り合いの女性が、小さな巾着袋に飴やらガムやら小さなお菓子を入れて持ち歩いていて、ちょこちょこ一粒食べている様子がかわいい。
「あ、ゴミだらけになっちゃった、うふふ。」と言いながら、食べ殻(飴の包み紙やらお菓子の包装など)を捨てている様も実にかわいい。
リスの様だ。
小さな巾着に小さな食べ物ってのがいい。
しかし、私はアメガムグミが苦手で、チョコレートは冷蔵庫で冷やして食べるのが一番だと思っているので持ち歩きは出来ず、真似をするとしたら中に何を入れるのがいいのだろうかと考えた。
金平糖」や「マシュマロ」ってのもかわいいが、どちらも苦手だった。
「天津甘栗」もかわいいが、栗は大の苦手だ。

「煮干し」は、どうだろう。
これも苦手だった。
「ゲソ」は、どうだろう。
どうもこうも食べたことがない。
クルトン」は、どうだろう。
それのみだと口の中の水分を持って行かれるから駄目だ。
ポークビッツ」は、どうだろう。
油が染みてきそうなので却下。
「6Pチーズ」は、どうだろう。
チーズは溶けていないと食べられないんだった。
「プチトマト」は、どうだろう。
我慢して流し込む水分が一緒じゃないと食べられないんだった。
丸くて小さいのがいい。
碁石?」
飲み込んだら、色を指定して口から出さなきゃいけないので却下。
「お腰に付けたきびだんご」は?
犬はいいが、猿とキジは扱いがわからないので却下だ。
・・・と、なると「切腹羊羹」に行き着く。
これは飲み込んだままでいいし、鬼退治に行かなくて済む。
しかし冷え冷えじゃなきゃ美味さ半減なので駄目だ。
うぅむ・・むつかしいな。
どこかの菓子メーカーが、丸くて小さくて一粒ずつ梱包されていて小袋に入れて持ち歩ける理想的な食べ物を作ってくれないだろうか。
・・・きっと、それがアメガムグミなんだろうな・・。